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開発期間は15年以上…

1985年、一人の日本人デザイナーが世界の何処にも無い、新しいタイプのレザーの開発に取り組みました。

替刃式で、しかも本レザー以上の切れ味を実現するという難しい目標です。
気の遠くなるような改良の積み重ねが、ようやく実を結び、この度チタン合金と云う素晴らしい素材で完成しました。
航空宇宙産業に携わる加工技術や、精密時計や美容師用高級鋏の生産ライン等、日本の最高水準の匠が作り出した逸品です。

(RAZARTE : RAZORとARTからなる造語)

	斜め切りの理想のカットアングルは45度!! 45度のカットアングルが作り出す理想的な切り口は、力ではなく、まさしく技で切っている事を実感出来ます。 切れ味の良さはすなわち美しい切断面を意味します。レザルデが仕事のクオリティにこだわる職人気質の技術者に支持されるのは、この美しい、しかし肉眼では見えない毛先の美しさを彼らの敏感な指先が感じ取っているからなのです。 外科手術の際、メスの切れ味が良い程傷の治りが早く、そして傷跡が目立たないと言われます。その訳は破壊する切断面の細胞の数が少ないからなのです。同じ事が毛髪にもあてはまります。 美しい切断面は切断面の荒れが少なく、コンディションの良い状態が長く維持出来る事を意味します。表紙面の切断面の写真は、レザルテの開発陣が15年以上もの長い時間をかけて追い求めた理想の切り口なのです。

	長い開発過程の中で完成した偶然のベストバランス バランスの良さはプロが毎日手にする道具ならば当然要求される条件です。レザルテのボディバランスは絶妙とも言えるチューニングが施されています。レザルテが指先の上で自立する様はまるでヤジロベエのそれを思わせます。私たちは毎日使う道具だからこそ手になじむバランスの良さを追求するべきだと考えました。しかし、このバランスの良さは最初から意識してデザインしたわけではありません。長い開発過程の中で完成した偶然のベストバランスなのです。

	皮膚に優しいチタン合金 時計のチタンフレームを製造しているATMIX社の協力を得て、レザルテ専用に開発されたチタン合金はMIMという特殊な製法で造られた贅沢な素材です。 ステンレスでは重過ぎて、アルミニウムでは軽過ぎる。　理想の重量に仕上げられたボディはこの素材の重さも切れ味を支える大切な要素です。 またチタン素材は、骨折した際に骨を固定するボルトに使われる程、生体組織との相性が良く、金属アレルギーや皮膚がデリケートな方にも安心してお使い頂けます。

	アーティストの指は大切な財産です 技術者の指は最も大切な財産です。　そして安全が最も重要なサービス… これはレザルテ開発のコンセプトでもあります。感染症から技術者自身を、さらにはお客様を守る事、これらは現代の美容師の重要な課題です。 安全で、しかも究極の切れ味をもつ、この二つの相反する要求を高い次元で実現しています。 勿論、刃物ですから取り扱いには充分な注意が必要ですが、技術者はヘアスタイルのデザインに専念出来ます。

	節約設計 替え刃は最も安価な市販の両刃、高性能でしかもランニングコストを抑える…。 プロの仕事にはこの節約設計が大きく貢献するはずです。

	ヘアカットの新しい世界が広がります。 レザルテは形や素材が新しいだけではなくその使い方やヘアデザインの表現方法もこれまでとはひと味違います。ベテランの技術者の皆様から支持されているのは、レザルテを使ったヘアカットが楽しく感じるからかもしれません。 左手のコーミングカットをはじめレザルテならではのカットテクニックはスタイリストの皆様の想像力を刺激します。

	使い込む程手に馴染み手放せなくなる・・。 これはプロが選ぶ道具に共通して言える事です。レザルテの素材やシンプルなデザイン、加工精度は耐久年数を驚異的に長く設定しています。 30年、いや50年とも言われていますが、まだその実証データはありません。それを証明するのは30年後の貴方自身かも知れません。